教育ローンと奨学金を比較してみた<契約者は?>
教育ローンを考える上で、ぜひ知っておきたいのが奨学金の制度です。
教育ローンと奨学金は似ているようで、かなり違うところがあります。
契約者が違う
まず、教育ローンと奨学金の違うところは、契約者がそもそも違うというところです。
教育ローンの契約者は、ほとんどの場合が学費を用意する保護者、両親となります。
これは日本の教育制度の特徴かもしれません。
外国では、大学などの教育機関での教育費用は、すでに大人になった本人が働いて捻出することも多いです。
さて、奨学金のケースですが、契約者は必ず学生本人がなります。
本人名義で申込みもし、契約をし、返済も基本的に本人がしていくようになります。
この時に連帯保証人として、保護者がなるパターンも多いです。
本人が契約者になる奨学金のメリットとは?
本人が自分の学費の貸付けの申込みをするのには、実はメリットが大きいと考えます。
今の時代、子供に対する親の過保護ぶりは、目に余るものがあります。
子供がかわいいが故に、過分に干渉してしまい、子供が自分自身のことに責任を持てないまま成人してしまい、かえって社会人になって苦労するパターンも多いです。
苦学生というのも今は昔の話で、現在の大学生がアルバイトをする目的は、基本的に遊ぶ金の欲しさ、高価なスマホ代を稼ぐためにしているケースも多いですよね。
学生の本分は、学校で学問を習得するためにあるのに、遊びやバイトのために学業がおろそかになっている学生も多いのではないでしょうか?
これには自分が現在通っている学校の学費などに対して、親が出してくれて当たり前という甘い考えがあるからではないでしょうか?
しかし入学の初めに、奨学金を自分で申し込んで契約するということは、学生の自覚をうながすのにも一つの助けになるのではないでしょうか?
ですから奨学金制度を使うときには、保護者の方が全部準備をすすめるのではなく、なるべく学生本人にも良くかかわらせる中ですすめていきたいですね。
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